男性泌尿器科
男性泌尿器科
こんな痛みや症状でお困りではないですか?
前立腺肥大症は、中高齢男性にみられる疾患で、尿が近い、尿意切迫感(尿の我慢が難しい)、尿の勢いが弱い、残尿感(排尿後もすっきりしない)などの尿に関する様々な症状をきたします。
多くは大腸菌などの細菌が尿道から侵入し、前立腺に感染することで起きますが、血液やリンパ液から細菌が前立腺に侵入して感染する場合もあります。症状としては、高熱(発熱)や排尿困難、排尿痛や残尿感、頻尿、全身倦怠感が生じます。
慢性前立腺炎は長時間座ったままの姿勢を取り続ける人、働き盛りの20~40代に多いのが特徴です。会陰部の不快感、排尿時の痛み、射精後の痛み、精液に血が混じるなどの症状が現れます。治療は症状によって異なりますが、症状が改善するまでに数カ月かかることもあります。
尿路(腎・尿管・膀胱・尿道)のどちらの部位に存在するかで症状が異なります。
腎結石・尿管結石:背中、脇腹、下腹部の痛み、血尿、悪心・嘔吐、冷汗など
膀胱結石・尿道結石:頻尿、排尿痛、残尿感、血尿、排尿困難感など
尿検査、血液検査、エコー検査、レントゲンや CT検査などを行い診断します。治療としては水分摂取を多くし自然排石を促すことや内服薬による治療、結石が大きく自然に排出することが困難な症例では、体外衝撃波砕石術(ESWL)や内視鏡による手術が必要となることがあります。
性欲低下、勃起障害、うつ、不安、疲労感、記憶力・集中力の低下、筋肉痛、関節痛、ほてり・発汗、睡眠障害、頻尿などが挙げられます。最近では女性の更年期障害と同様に、加齢に伴う男性ホルモンの低下が様々な症状を引き起こすことが明らかになり、加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)という新しい疾患として注目されています。問診、診察を行い、血液中の男性ホルモンの値を調べ、薬の内服や、必要に応じてホルモン補充療法などを行います。
尿道炎は細菌感染や尿道の粘膜に傷つくことで起こります。クラミジア性尿道炎や淋菌性尿道炎など性感染症によることが多く、排尿時に焼けつくような痛みやかゆみ、不快感があります。尿道から黄色や白色の膿が出て下着を汚したり、尿出口が赤く腫れたりします。頻尿などの症状が現れることもあります。男性の場合、尿道炎を放置すると精巣上体炎(副睾丸炎)に進行することがあります。また尿道狭窄となり、排尿に支障をきたすようになることもあります。
勃起不全(ED)とは、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発することと定義されています。心因性と器質性(神経性、内分泌性、血管性など)に大きく分けられますが、両方に原因がある混合性が最も多いと言われています。加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)の症状として現れる場合があります。問診、診察、検査の上、必要に応じて内服薬を中心とした治療を行います。
Sexual health inventory for men(SHIM)で症状を確認します。
この6ヶ月に、
1.勃起してそれを維持する自信はどの程度ありましたか
2.性的刺激によって勃起した時、どれくらいの頻度で挿入可能な硬さになりましたか
3.性交の際、挿入後にどれくらいの頻度で勃起を維持できましたか
4.性交の際、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか
5.性交を試みた時、どれくらいの頻度で性交に満足できましたか
引用文献「ED診療ガイドライン第3版」
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