脱水症について①|浅草泌尿器科クリニック|東京都台東区の泌尿器科

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医療コラム

脱水症について①|浅草泌尿器科クリニック|東京都台東区の泌尿器科

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脱水症について①

梅雨が明け、ここ最近非常に暑い日が続いています。今回は脱水症についてお話ししたいと思います。

私たちの体の半分以上は、水分でできています。この水分は体液と呼ばれ、主に水と、塩分などの電解質でできています。体液は、体温調節、体に必要な栄養素や酸素を運んだり、体に不要な老廃物を運んだりと、体にとって大切な役割を担っています。体液が失われると、脱水症に陥り、微熱、口の渇き、体重減少、尿や汗の減少といった症状が現れます。その他、体の中で体液の多い臓器(脳・消化器・筋肉)に異変が生じ、めまいや立ちくらみ、頭痛、食欲低下、悪心、嘔吐、筋肉痛やしびれなどの症状をきたすことがあります。脱水は、単なる水の不足だけでなく、体から塩分などの電解質も同時に失われた状態のことを意味します。

高齢者は脱水症になりやすいため、特に注意が必要です。その理由として、高齢者は成人と比較して、体液をためておくタンクとしての筋肉量が少ないこと、食事量や水分摂取量が少ないこと、喉の渇きや暑さに気がつきにくくなっていることなどが挙げられます。

脱水症に対する対策として、水分補給が重要です。体に入ってくる水分は、飲料水だけでなく、食べ物の水分と、食べ物が代謝されることで生まれる水分があります。そして体から出ていく水分として、尿、便、汗などが挙げられます。規則正しい食生活と、こまめな水分補給を心がけるようにしましょう。

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