排尿障害に対する薬剤
- 2024年9月30日
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排尿困難感、夜間頻尿などの排尿障害で悩んでいらっしゃる患者様にとって、それらの症状を軽くする内服薬は、日々の生活の質を改善してくれるとても頼もしい存在です。
しかしそのような薬剤も、患者様によっては内服してはいけない場合があります。例えば前立腺肥大症に対する内服薬の中には、一部の狭心症に対する薬剤を使用中の方、心不全や最近の心筋梗塞の既往と、脳梗塞、脳出血の既往がある方に対しては、投与禁忌とされる薬剤があります。
その他に、夜間頻尿に対する内服薬の中には、中等度以上の腎機能障害がある方、低ナトリウム血症の方、副腎皮質ステロイド剤を投与中の方、利尿剤を投与中の方に対しては、投与禁忌とされる薬剤があります。
このように、排尿障害を改善してくれる薬剤の中には、患者様によっては内服できない場合があるため、既往歴や現在の内服薬を確認する必要があります。患者様の方でも、ご自分が現在治療中のご病気を再度、認識しておいていただきたいと思います。