手術後の排尿障害について
- 2024年10月28日
- その他
前立腺がんや子宮がん、直腸がんに対する根治的骨盤内手術後には、尿失禁や排尿困難、尿閉などの排尿障害をきたす可能性があり、これらは患者様の日常生活に大きな影響を及ぼします。手術により、排尿に関する骨盤腔の神経に何らかの影響を及ぼすためであると考えられています。数日から数週間の一時的な排尿障害で済むことも多いのですが、数ヶ月単位で症状が続くケースもあります。排尿障害の自覚症状がある場合には、各種検査を行い、排尿機能を評価した上で、まずは薬剤の投与により排尿状態の改善を試みます。排尿障害の程度によっては、カテーテルの挿入が必要となる場合があります。まずは手術を受けられた病院でご相談することをお勧めいたしますが、当院でもご相談いただくことは可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。