尿路結石の症状について
- 2025年10月27日
- 泌尿器疾患
尿路結石症の自覚症状は「疝痛発作」と呼ばれる激痛が特徴的です。冷汗や嘔気を伴うこともあり、胃腸の病気ではないかと思うこともあります。結石の大きさや引っ掛かっている場所によって症状は違ってきます。腎盂から膀胱までの間で、尿管が狭いところに結石が詰まって閉塞することによる痛みは激痛であることが多く、場所は腰、脇腹、下腹部と様々です。結石によって尿路の粘膜が傷つくと、血尿が出たりすることがあり、膀胱近くに引っかかっている場合は、頻尿や残尿感を自覚することがあります。結石が腎盂などの腎臓近くにとどまっている場合は、痛みを自覚せず、あっても鈍痛程度であることが少なくありません。しかしそのまま放置することにより、結石がサンゴ状になり、感染症などの合併症を引き起こすことがあります。また結石により尿の流れに閉塞をきたすことで、腎盂腎炎から敗血症という重症の感染症に至ることもあるため、注意が必要です。

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