下部尿路症状を起こす腫瘍性疾患|浅草泌尿器科クリニック|東京都台東区の泌尿器科

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医療コラム

下部尿路症状を起こす腫瘍性疾患|浅草泌尿器科クリニック|東京都台東区の泌尿器科

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下部尿路症状を起こす腫瘍性疾患

前回は下部尿路症状についてお話ししましたが、今回は下部尿路症状を起こしうる腫瘍性疾患についてお話しします。

膀胱など尿路の腫瘍だけでなく、骨盤内の腫瘍が膀胱の近くに浸潤した場合、尿を溜める膀胱のしなやかさが損傷されることで、下部尿路症状を起こす原因となることがあります。

①膀胱腫瘍…痛みを伴わない肉眼的血尿が自覚症状として多く、浸潤性の腫瘍では、頻尿や、蓄尿時の下腹部痛をきたします。また血尿が高度となると、膀胱内で凝血塊となり、排尿困難をきたすことがあります。

②前立腺腫瘍…前立腺が増大することにより、尿道の圧排による排尿困難、尿線途絶、残尿感をきたします。夜間頻尿や尿失禁の原因となります。

③骨盤内腫瘍…大腸がん、婦人科がんなどの骨盤内腫瘍による膀胱への直接の刺激や、周囲の神経への障害により排尿困難感や頻尿などきたすことがあり、また骨盤内の痛みを生じることもあります。

以上、一部ですが比較的頻度が多いものを挙げました。症状をきたすその原因疾患にもよりますが、まずは薬剤による治療や処置を行います。それでも改善しない場合には手術を検討することがあります。

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