尿路結石の種類について|浅草泌尿器科クリニック|東京都台東区の泌尿器科

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医療コラム

尿路結石の種類について|浅草泌尿器科クリニック|東京都台東区の泌尿器科

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尿路結石の種類について

今回は尿路結石についてご説明いたします。読んで字のごとく「尿路」、尿が通るところにできた石のことをいいます。尿に溶けこんでいるカルシウムやシュウ酸、リン酸などが何らかの原因で結晶となり、石が形成されます。石ができる部位によって、「上部尿路結石」と「下部尿路結石」にわけられます。ほとんどが上部尿路結石ですが、前立腺肥大症などの疾患がベースにある患者さんは、下部尿路結石を発症することがあります。

石の成分にはいろいろありますが、最も多いのが「シュウ酸カルシウム」です。尿中のシュウ酸が増えることが原因で、石の表面がギザギザであることが多いため、尿管に引っかかりやすいことが特徴です。ついで多いのが「リン酸カルシウム」です。これは尿がアルカリ性になった時にできやすい石ですが、純粋なものは多くなく、シュウ酸カルシウムと共存していることが多いです。次に「尿酸結石」が挙げられます。これは尿が酸性になった時にできやすい結石で、プリン体、動物性タンパク質の過剰摂取も原因となる可能性があります。他には「リン酸マグネシウムアンモニウム」が挙げられます。尿路感染症が原因であることが多く、男性より女性に多いとされています。いったん石ができると、石が細菌を増やし、細菌は石を形成するという悪循環が起こり、進行するとサンゴ状結石という腎盂の形の結石を形成することがあります。遺伝性のものには「シスチン結石」があります。これは硬くて衝撃波などで破砕しにくいことが特徴とされています。基礎疾患のない低リスクの患者さんは、いずれの結石においても、その予防として一日2000mL以上となるような十分な飲水が有効とされています。

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