慢性骨盤痛症候群|浅草泌尿器科クリニック|東京都台東区の泌尿器科

所在地東京都台東区浅草6-9-2
コレクションホースロード4階
03-3874-8184
ヘッダー画像

医療コラム

慢性骨盤痛症候群|浅草泌尿器科クリニック|東京都台東区の泌尿器科

     携帯のアイコン WEB予約 LINE予約

慢性骨盤痛症候群

下腹部や腰の痛み、陰茎(ペニス)や陰嚢、陰嚢と肛門の間(会陰部)、肛門周囲、の不快感、違和感、排尿してもすっきりしない(残尿感)といった症状があります。症状の感じる範囲はこのように広範囲に及び、「痛くはないのだけどなんか嫌な感じ」、「大事なところをぶつけた後少ししてからの不快感」といった表現をされる方もいらっしゃいます。

骨盤内の血液やリンパの流れの鬱滞が原因として挙げられます。前立腺は体の奥深くに位置する男性特有の臓器で、周囲にはたくさんの毛細血管が流れています。流れが悪くなることの原因の一つに、ストレスが関連すると言われています。仕事盛りの20代から40代に患者さんが多いと思われます。

長時間座っていると、前立腺が圧迫されて容易に血液の流れが滞りやすい状態になります。最近患者さんがとても増えていますが、その背景には、新型コロナウイルスにより在宅でのリモートワークが増えた結果、座りっぱなしでいることが多くなったことも関係していると思われます。座っていることだけではなく、自転車やバイクなど、乗り物のサドルによる圧迫も、前立腺に影響があると言われています。

仕事のスタイルを変更することはなかなか困難かと思います。休憩時間に椅子から立ち上がって体操をする、寝転がるなど、なるべくお尻を休ませる、股間の圧迫を避けるように心がけましょう。

 

この疾患を診断するには、問診と診察をして、尿検査、エコー検査などにより他の前立腺疾患、陰嚢の疾患を除外することが重要です。ご年齢や症状にもよりますが、前立腺の触診や血液検査で、前立腺がんがないかどうかを確認することも大切です。

慢性骨盤痛症候群は患者様の症状や体質、身体所見により治療内容が変わってきますので、問診と診察に多少お時間をいただく場合があります。生活指導や治療により症状を軽減させることができますので、お悩みの方はぜひ一度ご相談いただければと思います。

TOPに
戻る